β pavilion

βパビリオン

βヴィレッジの学内外への窓口

日中利用
  • 定員 20
  • トイレ

βパビリオンは、延床面積66㎡、βヴィレッジの理念や経緯、利用方法等に関する情報を集積し、学内外への「窓口」としての機能を担います。もともと、メディアセンター(M館)西側の中庭に建設された施設を、βヴィレッジに移築するものです。外壁が全面ガラス張りであるこのパビリオンは、有志学生団体により管理される予定もあり、Student Built Campusの理念を体現した施設になることが予想されます。

β pavilion Story

つくり方を学び、壊し方も学ぶ

βパビリオンはSBCプロジェクト全体ではじめて取り組んだ建築である。SBCプロジェクトを学内外へアウトリーチするために、βヴィレッジではなく、より人目につくメインキャンパスの福沢諭吉像前に、2年限定の仮設建築物として建設された(2015年竣工)。
2年間のフラグシップとしての役目を終えた後は、解体・保管され、2020年秋にβヴィレッジ内へ移設された(移設前はSBCセンター、移設後はβパビリオンと名称が変更)。

設計当初から、(1)βヴィレッジに移設されること、(2)学生が建設・解体に参加することを考慮し、解体再構築を容易に行えるように、木造軸組みには金物工法を、屋根には金属折板を採用した。また、建築内部の活動が外部からも伺い知れるように、四周全面ガラス張りとし、前面には大きな外部デッキを張り出す構成とした。
SBCの基本理念のひとつである「作り方を学ぶ、壊し方も学ぶ」を、地でいくプロジェクトとなった。 (松川昌平)

引用文献『新建築 2021年4月号』139P

Facilities