β4

滞在棟4

個人での滞在専用となる宿泊施設

宿泊利用
  • 定員 12
  • 宿泊部屋 12 1名/室
  • シャワー室 2
  • トイレ 2
  • キッチン

延床面積83㎡、宿泊収容人数12名、個人での滞在専用となる4棟目の宿泊施設です。立体的に連なる特殊な建物のその内部は、玄関から梯子を上ってすぐに寝室と、非常にコンパクトな形となっています。個人での滞在専用とはしつつも、建物の中庭部分には学生により制作されたベンチスペースもあり、また共用部にはシャワー、トイレ、キッチンを備え付けています。キャンパスに泊まり込んで課題に取り組む学生や、教員や研究者の短期滞在などに活用します。

β4 Story

分けつつ繋ぎ、閉じつつ開く

SFCには残留(学生がキャンパス内で寝泊まりすること)という文化がある。しかし、これまでは教室の机の下や椅子の上で雑魚寝していた。学生個人で快適に寝泊まりできる滞在棟の要望は非常に高く、β4はこのようなニーズに応えた12戸の個人滞在棟群である。

一般的なホテルの一室をさらに細かく離散化し、立体的に再構成することで、画一的になりがちな個室に、ささやかな多様性をつくり出した。また、立体的な個室群を数珠繋ぎにグルリと一周させることで、学生同士が交流できるような中庭状の共用スペースを設けた。部分的には単純な構成要素に多様な関係性をもたせることによって、全体としては、分けつつ繋ぎ、閉じつつ開くといった両義的な性質を同居させることを目指している。また、建築ボリュームを入力すると、プレカット図や積算が一気通貫に出力できるシステムを同時に開発することで、一見複雑に見える設計プロセスを合理化した。 (松川昌平)

引用文献『新建築 2021年4月号』138P

Facilities

設備詳細

各宿泊室
  • 寝具(マットレス、敷布団、掛布団、毛布、枕)
  • ハンガー
  • ハンディ掃除機
  • スリッパ
  • 靴ベラ
キッチン
  • 冷蔵庫 1台
  • 炊飯器 1台
  • 電子レンジ 1台
  • 電気ポット 1台
  • 調理器具、食器類(使い捨て用も有)
  • 洗剤、スポンジ、カウンタークロスBOX
シャワー
  • 脱衣かご(各個室1個)
  • 珪藻土バスマット(各個室1枚)
洗面台
  • ハンドソープ

※最新の定員数やより詳細な設備内容は、「施設予約」から先のβヴィレッジ予約システム「KEIO-SFC●BOOKING」(外部サイト)にてご確認ください。